2018/05/15 22:37

こんにちは。Soffitta Casaです=

イタリアのモデナで買い付けたバルサミコ酢。
その名も「バルサミコ トラディツィオナーレ クラウディオ ビアンカルディ 12年 100ml」をご紹介します(^O^)/ 
バルサミコ酢は栄養価が高く、昔は鎮痛剤、媚薬、強壮剤といった薬としての役割も果たしていたそうです。今回は作り手が丹精込めて製造した本物のバルサミコをご紹介します。

 

▼ 産地はモデナかレッジョ・エミリア。熟成は最低でも12年!

本物のバルサミコというからにはキチンと理由があります。

それはズバリ!産地と熟成の期間です。

イタリアではちゃんとルールがあり、DOP(原産地名称保護制度)認定というものを受けたものでないと「本物のバルサミコ」と名乗れないのです。その認定条件の大きな特徴がエミリア・ロマーニャ州のモデナもしくはレッジョ・エミリア産であること、そして最低12年の熟成が義務付けられていることです。12年熟成ともなればワインと同じようにちょっとしたビンテージ品となります。中には100年熟成というものもありますが、ここまでくるともう何がなんだかわかりません(+_+) 

ちなみにかつてイタリア料理漫画の「バンビーノ」(2005~2013:ビックコミックスピリッツ)では50年物のバルサミコが登場したこともあります。

▼ 最高級の贈答品だったバルサミコ酢

イタリア北西部に1452年から1859年まで存在したイタリアの国家にモデナ=レッジョ公国(モデナ公国)というのがあります。

このモデナ公国を統治していたエステ家の年代記に、ローマ教皇クレメンス2世の載冠式(1046年)の模様が記されており、そこで初めて「アチェート・プレスティージョ」という高貴な酢が登場します。

この酢こそがバルサミコの起源と言われています。

この「アチェート・プレスティージョ」はエステ家によって管理され、他の公国の国王や公爵らに贈物として贈られたほか、モデナを中心とする上流階級の専有物として伝えられてきました。そのため、「バルサミコ酢=公爵の酢」とも言われており、各家に伝わるバルサミコ酢は私有財産や遺言状の目録にも記載され、貴族の令嬢が結婚するとき持参する最高の嫁入り道具の一つだそうです。

今でもモデナとレッジョ・エミリア地区にはその風習が残っており、バルサミコの樽は母から娘へと大切に受け継がれているそうです。  

▼ 「バルサミコ トラディツィオナーレ クラウディオ ビアンカルディ 12年」

で、今回ご紹介する「バルサミコ トラディツィオナーレ クラウディオ ビアンカルディ 12年 100ml」は200年以上バルサミコ酢を作り続けるビアンカルディ家のバルサミコです。DOP認定も受けている12年熟成されたバルサミコ酢です。

製品名が長いので、ざっくり説明すると

「アチェート バルサミコ」というのはバルサミコの正式名称
「トラディツィオナーレ」は12年以上熟成したもので正統なバルサミコの証
「クラウディオ ビアンカルディ」というのが商品名、
というかビアルカンディ家のクラウディオ氏が作っているというものだそうです。

この当主Dr.クラウディオ氏は、現バルサミコトラディツィオナーレ会長であり、バルサミコトラディツィオナーレコンクールで、名誉ある賞を複数回受賞している方です。この方が最後に調整をして製品として出荷しているそうです 

▼ イタリアバルサミコ酢で食卓に賑わいと笑顔を!

 モデナ産といえど何も高級品ばかりではありません。

多くのバルサミコブランドではDOPのような高級品から普段使いにうってつけのコストパフォーマンスに優れた商品まで幅広く取り扱っています。

SoffittaCasaのストアサイトではDOP認定を受けた
「バルサミコ トラディツィオナーレ クラウディオ ビアンカルディ 12年 100ml」以外に、
薬瓶のようなデザインの「ムッシーニのバルサミコno.20とno.30 50ml」や、
コストパフォーマンスが良い「セレニーのホワイトレーベルのバルサミコ 250m」を取り揃えています。

これらのバルサミコも12年ともではいきませんが、しっかりとした製法で熟成させたものです。普段使い品でもモデナ産となるとクオリティの違いがわかると思います。

食卓に賑わいと笑顔を!
ちょっと冒険をして仲間や家族と楽しい時間を過ごされてみてはいかがでしょうか。

Soffitta Casaのホームページでは「旅 × 衣食住」というコンセプトでイタリアの旅日記やバルサミコの特集(随時更新中)をしています。こちらもよろしくお願いいたします(^^)v